4月21日午後14:00に
NPO法人北東北捜索犬チームのセラピー犬「ふうちゃん」が
利用者の皆様に会いに来てくれました。
利用者の皆様、「めんこいなー、こっちおいでー」と
とても人懐っこくて人気者のふうちゃんでした。
月に一回来て下さっていて今月もふうちゃんが利用者の皆様に
会いに来てくれる予定です。
短い時間でしたがNPO法人北東北捜索犬チー ムの皆さん、
ありがとうございました。
前回の続きです。
私を村上先生だと思い込んでいるK様。
マッサージをし始める私。
K様「村上先生の息子さん?」
私 「はい」
K様「村上先生がうちの旦那のがんをいち早くみつけてくれたのよね~」
私 「そうですね」
K様「あのときは世話になったわね~」
私 「いえいえ」
K様「村上先生のお孫さん?」
私 「はい」
K様「あら~ずいぶん立派なお孫さんがいらしたのね~」
私 「いや~」
K様「村上先生が私の旦那のがんをいち早くみつけてくださったのよね~」
私 「あ~そうでしたよね~」
K様「あのときは大変お世話になったわね~」
私 「いえいえ」
K様「ここは栄町の村上病院とは違うの?」
私 「はい」
K様「ここは場所はどこらへんなの?」
私 「ここは横内の手前です」
K様「あら~息子さんがこっちをやってるのね~」
「栄町の方は?」
私 「父がやっています」
K様「あら~おじいちゃん先生は?」
私 「引退しました」
K様「あら~村上先生がうちの旦那のがんをいち早くみつけてくださったのよね~」
私 「そうでしたよね~」
このようなやりとりが延々と続きます。
時折1分ほど無言になることもあり、そろそろ寝るのか、そろそろかと期待しながら
マッサージを続けます。
しかし、また同じような話をし始めての繰り返しです。
1時間程たった頃、
K様「そういえば、家のシャッターの鍵を空けっぱなしで来てしまったわ」
私 「お嫁さんが閉めてくれてるんじゃないですか?」
K様「いや、あそこの鍵は私が最後に開けたから」
私 「お嫁さんに電話して閉めてもらいましょうか?」
K様「いや、嫁は今仙台に行ってるからいないはず」
「私が、帰って鍵をかけないと」
私 「あ~」
今度はこのやり取りが延々と続きます。
マッサージをして気持ちよくして寝せるはずが、また帰宅欲求が出てきてしまいました。
時刻は夜8時半。
長内さんは私の代わりに夜勤業務をしてくれています。
K様の居室から出て私は長内さんに言いました。
「帰ってもいいよ。まだまだかかりそうだから」
「他の職員を呼ぶからいいよ」
長内さん「他の職員を呼ぶくらいなら私が残りますからいいですよ」
私 「んだ?」
長内さん「はい」
これ以上マッサージをしてもK様はまだ寝ないだろうと悟った私は、
一服することにしました。
そして仕切り直しをすることにしました。
続く・・・
みなさん、こんにちは。
夜勤2連チャン中の鈴木です。
昨晩もK様の帰宅欲求の対応に追われていました。
私が夕方に来たときには晩御飯を食べていました。
その時から既に、ご飯を食べ終わったら家に帰るんだというお話しをしておりました。
夕方5時半頃、とうとう「帰るからタクシーを呼んでくれ」と言い始め、
荷物をまとめ始めました。
本当は5時であがるはずだった日勤の長内さん(心配して残ってくれていたのです)が、
自分の車で(タクシーのふりをして)外に連れ出しました。
約1時間半後、長内さんが玄関のドアから入ってきました。
小さい声で「村上先生(K様のかかりつけ医)のふりをしてください」と言われました。
どうやらK様は長時間のドライブで腰が痛くなってきたらしく、
長内さんが気を利かせて、医者にみてもらいましょう。村上先生の病院に行きましょう。
というシナリオを作ったようです。
私はとっさに上着を着て聴診器を手にしました。
K様を車まで迎えに行き、「村上です」とあいさつをしました。
K様「あら~村上先生?」
私「はい」
K様「あら~ずいぶん様子が変ったわね~」
私「はい。髪も白くなってしまいました」
K様「なんか髪も顔も変わった感じ」
私「はい。ずいぶん変わりました」
K様「あら~お久しぶりだこと」
とりあえず居室に通し、
私 「診察券はありますか?」
K様「あったべが~」
私 「なくてもかまいませんよ」
K様 「あら、これじゃないわよね?」(マイナンバーカードを取り出す)
私 「あ!それですね」(受け取って、側にいた看護婦役の長内さんに渡す。)
私 「帰りの会計の際にお返ししますね」
私 「それでは、服をこれに着替えて横になってください」(K様のパジャマを渡す)
言われるままにベッドに横になるK様
私 「うつぶせになってください」
意味もなく腰の辺りに聴診器をあてる私。
私 「う~ん、かなり痛いでしょう?」
K様「はい。ちょっと痛いです」
私 「ここはどうですか?」(適当に腰の辺りを触る)
K様「少し痛いです」
私 「では、マッサージをしますね」
K様「はい・・・」
時刻は夜7時半。
いつものK様ならそろそろ寝てもおかしくない時間です。
私はマッサージをして気持ちよくさせて眠らせる作戦でした。
まさかそれから約1時間もマッサージをすることになるとは・・・・。
続く。。。
みなさんこんにちは。
本厄の鈴木です。
ただいまの時刻は朝の4時半。
朝食の準備も終わり、トイレ掃除もおわりました。
あとはみなさんが起きてくるのを待つばかりです。
昨晩はいろいろと大変でした。
Kさんの帰宅欲求が強くなってしまい、
「タクシーで帰る。タクシーを呼んでくれ」と言うのです。
「家に帰っても誰もいないし、鍵がかかっているので入れませんよ」と
伝えたところ・・・
K様「ジャスコの合鍵屋に頼んで鍵を開けてもらう」
私「お金がありませんよ」
K様「昔から知ってるからツケがきく」
私「・・・」
K様「鍵屋がダメだったらグランドホテルに泊まる」
私「・・・」
K様「とにかくタクシーを呼んでください」
私「かしこまりました。少々お待ちください」
タクシー会社に電話をかけたふりをしてタクシーを待っている間。
助っ人で来た職員がK様の話しを聞いていると・・・
あら、不思議。
あれほど興奮されていたK様が、しだいに落ち着きを取り戻してきました。
しかし30分も経たないうちにまた元通り。
また同じようなやり取りが延々と続きます。
その間、私どもの福祉タクシーの運転手もいざというときのために備えて
ずっと待機していました。
帰宅欲求が始まってから約3時間が経過し、夜も9時をまわったころ。
K様の中で何が起こったのか、突然「今日は泊まって行こうかしら」と
言い始めました。
一世一代のチャンス!
「寝室はこちらです」と促し部屋に誘導します。
パジャマに着替え始められました。
着替えながら「汗をかいてしまったわ」とK様。
「お風呂でも入りますか?」と私。
「あら、いいの?」とK様
「はい。もちろんでございます」と私
早速、助っ人にに来た職員に急きょ入浴をしていただきました。
ひとみさん。ありがとう。
入浴後、りんごジュースを飲みながら
「嫌なこともみんなわすれてしまったわ」と笑いながら話すK様
ホッとする私たち。
あのドタバタはいったいなんだったのでしょう。
とんだ本厄の鈴木でした。
みなさん、こんにちは。
ゴールデンウィークのない鈴木です。
今日は5月5日
こどもの日
僕の娘はインフルエンザにかかってしまって隔離中です。
しかたがないのでお年寄りと遊ぶことにしました。
意外と風が強いです。
正勝さんはあっという間に食べてしまいました。
私の2倍のスピードです。
万が一のことを考えてきちんと見守りしていなければいけません。
外出中に一人で二人を見守りするのはなかななか大変です。
トセさんはまだ半分も食べられてません。
この後、結局トセさんは半分残します。
捨てるのはもったいないからと僕にくれたのですが、
もらったふりをしてゴミ箱に捨てました。
その後、エレベーターで3階に上がると、、、
体重や身長や血圧などを計れるスペースがありました。
減るわけがありません。
ゴールデンウィーク真っ最中の昨日、
新しい利用者さんが入居してくださいました。
しかも御夫婦で。
旦那さんは元銀行員で穏やかな方です。
髪型がかっこいいです。
奥様の方は元お華の先生だった方です。
とても上品です。
最初から場になじんでしまったお二人。
とても仲良しなお二人。
素敵な夫婦だなぁと思っていました。
しかし、夕方頃から徐々に奥様の帰宅欲求が強まっていきました。
家に帰ると言い出したのです。
旦那様は落ち着いていました。
しかし、
「家内が帰るというのなら家に一人で置いておくわけにはいかない」
「俺も帰る」と言い出す優しい旦那様。
なんということでしょう。。
タクシーを呼んでくれと言い出す奥様。
そこにちょうどよく表れる我が社の福祉タクシー運転手。
じゃあ一緒に帰りましょうということで、
とりあえず苑を出ました。
ご自宅までの道はしっかりと記憶されていたお二人。
しっかりとご自宅の前に車は到着してしまいました。
しかし、そのご自宅には誰もいない。
カギも持っていない。
仕方なく帰苑していただくことに。
帰ってきてからの奥様がまた大変で、弟の家に泊まる、
グランドホテルに泊まるなどと言い出します。
(ちなみに青森のグランドホテルはもうありません)
息子さん夫婦から大事な親御さんを預かった私共としては、
今更そんなご迷惑をかけるわけにもいきません。
ご夫婦2人にスタッフ4人で対応し、
なんとか先ほど無事にお休みになられました。
ナイス!チームケアでした。
スタッフのみなさん、夜遅くまでお疲れ様でした。
世間はゴールデンウィークの真っ最中・・・しかし、
我々に休みはありません。