トセさん

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みなさん、こんにちは。

ハンバーグ好きの鈴木です。

今日の夕食です。

ハンバーグ

和風ハンバーグ
かなり柔らかいです。

調理員の織田さんにどうやって柔らかくするの?と聞いてみました。
パン粉を少なくすればよいそうです。

何事もなく静かに夜がふけ、さぁ事務仕事でもしようかなと思っていたところ・・・

トセさんのセンサーがなりました。
センサーとはセンサーマットのことです。
トセさんがベッドから起きて床に足をつけた瞬間、
夜勤中の私が肌身離さず持っている受信機から「エリーゼのために」が鳴りだします。

すぐに訪室します。

すると・・・トセさんは、

パジャマの上から洋服を着ようとしています。
どうやら朝だと思っている雰囲気です。

私  「トセさん!おはよう」

トセさん「(笑顔で)おはよう!」

私  「トセさん、トイレ?もう起きるの?」

トセさん「いや。なにがなんだがわがんねぇ」

私  「・・・」

トセさん「どうすればいいんだ?」

私  「じゃあ、遊ぼう!」

トセさん「遊ぼう?遊ぼうって何して(笑)」

私  「おしゃべりとか」

トセさん「わははは(笑)」

私  「じゃああっち(リビング)で待ってるから」

本当に起きてきてしまいました。
まだ深夜1時過ぎです。

しばらくリビングや廊下をうろうろと徘徊していましたが、
他の利用者さんがトイレに起きてくるたびに喧嘩をしだします。

しかたがないので、トセさん!酒でも飲む?
トセさん4日本酒を飲んでいます。

あっという間に一本空けてしまいました。

トセさん3

アロマポッドを出したら喜んで拍手してくれました。

トセさん2

これを飲んでもいいよ。と言っています。

トセさん1

僕の夜食のプリンを半分あげました。

トセさん

新聞の見出しには
「笑顔一面 深まる絆」と書いています。

六魂祭の記事です。

「笑顔一面 深まる絆」を5回くらい繰り返し言っていました。

1時間ほどたったので巡回に行って帰ってきたところ、

トセさんは、いつのまにか部屋に戻って寝ていました。

そして、朝6時にはきっちり起きて来て何事もなかったかのように、

朝ご飯を食べていました。

そんなトセさんが、僕は好きです。

 

 

 

 

 


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