みなさんこんにちは。
本厄の鈴木です。
ただいまの時刻は朝の4時半。
朝食の準備も終わり、トイレ掃除もおわりました。
あとはみなさんが起きてくるのを待つばかりです。
昨晩はいろいろと大変でした。
Kさんの帰宅欲求が強くなってしまい、
「タクシーで帰る。タクシーを呼んでくれ」と言うのです。
「家に帰っても誰もいないし、鍵がかかっているので入れませんよ」と
伝えたところ・・・
K様「ジャスコの合鍵屋に頼んで鍵を開けてもらう」
私「お金がありませんよ」
K様「昔から知ってるからツケがきく」
私「・・・」
K様「鍵屋がダメだったらグランドホテルに泊まる」
私「・・・」
K様「とにかくタクシーを呼んでください」
私「かしこまりました。少々お待ちください」
タクシー会社に電話をかけたふりをしてタクシーを待っている間。
助っ人で来た職員がK様の話しを聞いていると・・・
あら、不思議。
あれほど興奮されていたK様が、しだいに落ち着きを取り戻してきました。
しかし30分も経たないうちにまた元通り。
また同じようなやり取りが延々と続きます。
その間、私どもの福祉タクシーの運転手もいざというときのために備えて
ずっと待機していました。
帰宅欲求が始まってから約3時間が経過し、夜も9時をまわったころ。
K様の中で何が起こったのか、突然「今日は泊まって行こうかしら」と
言い始めました。
一世一代のチャンス!
「寝室はこちらです」と促し部屋に誘導します。
パジャマに着替え始められました。
着替えながら「汗をかいてしまったわ」とK様。
「お風呂でも入りますか?」と私。
「あら、いいの?」とK様
「はい。もちろんでございます」と私
早速、助っ人にに来た職員に急きょ入浴をしていただきました。
ひとみさん。ありがとう。
入浴後、りんごジュースを飲みながら
「嫌なこともみんなわすれてしまったわ」と笑いながら話すK様
ホッとする私たち。
あのドタバタはいったいなんだったのでしょう。
とんだ本厄の鈴木でした。