みなさん、こんにちは。
休みなのに勉強と仕事で忙しいワーカホリックの鈴木です。
といっても今日は久しぶりの休みです。
仕事の合間に映画を観ました。
DVDですが。
観た映画は「友だちのうちはどこ?」
1987年のイラン映画です。
イラン北部の村が舞台です。
知る人ぞ知る、あのキアロスタミ監督を世界に知らしめた出世作です。
ストーリーは単純で、
友達の宿題のノートを間違って家に持って帰ってきてしまった主人公が、
友だちの家にノートを返しに行くという物語です。
友だちはそのノートに宿題をやっていかないと退学になってしまうのです。
主人公の少年は友達の家がわかりません。
いろいろな困難を乗り越えながら夜遅くまで友達の家を探します。
はたして無事にノートを友達に届けられるのか?的な話です。
ストーリーは単純ですが、内容はとても奥深い。
テーマは「童心」と「ドア」です。
心が洗われます。
私にも3歳の娘がいますが、主人公の少年は8歳。
あーあと5年でこの子のような大きさになるのかー。
大人は子供の邪魔をしないようにしないとなーと思わされます。
しつけや教育と称して子供を支配するような大人にだけはなりたくないですね。
この映画には少年と対比する形で老人も何人か登場します。
その中の老人のひとりは少年と一緒に友だちの家を探すのを手伝ってくれます。
寄り添って歩いてくれるのですが、後に足手まといになります。
ちょっとボケているのです。
でもこの映画では決してお年寄りを悪者としては描きません。
牛や馬やヤギなどの動物も登場するのですが、とても自然です。
子供たちもたくさん登場しますが、もちろん自然。
悪く描かれているのは成人した現役の大人ばかり。
そう我々のことです。
大人は自分たちのことだけでせいいっぱいです。
悪気はないんです。悪気は。
でも余裕がない。
余裕がないといろんなことが見えないんですね。
ところが子供と老人は余裕がある。
時間的な余裕がある。
だから大人とは見える景色が違うんですね。
よく言われることですが忙しいとは心を亡くすと書く。
心を亡くしてしまってはケアなど到底できない。
人のケアをする前にまずは自分のケアをしましょう的な話しになってしまう。
私も忙しくならないようにしないとなぁと思いつつ、
ついつい休みでも仕事をしてしまう。
なんなんでしょうね。これは。
別にどうしても今日やらなくてはいけないというほどの仕事でもない。
まぁ好きでやってることだからいいんですけどね。
時刻は夕方の5時半を過ぎました。
残っている仕事はあとひとつだけです。
とっとと片づけて娘と遊ぼう。と思っていたところ
友だちから飲みに誘われてしまいました。
なんとういうことでしょう。。。
人生とはトレードオフである。
私の師匠が言っていました。
トレードオフとは一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のことである。
とWikiにはあります。
優先順位の問題ですね。
優先順位を明確にしなくてはただ忙しいだけの大人になってしまいます。
同じ忙しいでも優先順位を明確にして意図を持った忙しさにしたいものです。