前回は父親方のおじいちゃんのことを書きました。
今回は母親方のおじいちゃんのことを書きたいと思います。
母親の実家は鯵ヶ沢にありました。
年に2回必ず鯵ヶ沢に行っていました。
それ以外でもおじいちゃんとおばあちゃんはちょくちょく青森に遊びに来ていました。
鯵ヶ沢のおじいちゃんは僕と将棋をして遊んでくれました。
父親も僕と将棋をして遊んでくれました。
両方に共通するのは絶対に小学生の僕には負けなかったことです。
一度もです。
もしかしたら、世の中はそう甘くはないんだぞということを教えてくれたのかもしれません。
または勝負の世界ではわざと負けるなどということは卑怯者のすることなんだぞ。
ということを教えてくれたのかもしれません。
いずれにせよ、非常に正直で誠実なコミュニケーションです。
おじいちゃんはよく僕にたばこを買いに行ってきてくれとおつかいを頼んできました。
僕も喜んで走ってタバコ屋に買いに行きました。
お小遣いをくれるから。というよりは単純におじいちゃんに喜んでもらえるから
というのが本当のところです。
走って買いに行って急いで戻ってくるとおじいちゃんが早いなーってびっくりして
ほめてくれました。
おじいちゃんとおばあちゃんは僕とたくさんおしゃべりもしてくれました。
何を話していたのかはもう覚えていません。
野球の話や学校の話なのかなー。
とにかく僕をよく承認してくれていたことだけはよく覚えています。
ここまで書いて、自分がなぜお年寄りが好きなのかがわかりました。
それは言語化しがたいものです。
身体にしみついているんですよね。
または無意識に入ってしまっているんですよね。
おじいちゃんやおばあちゃんたちが自分にしてくれたことが。
3つ子の魂100までで。
あえて言語化するとしたら、
静かで自然だからですかね。
子どもみたいになんでも喜んでくれるし。
一緒にいると承認されて安心するんでしょうね。
ホントはこちらが安心させてあげないといけないのにね。